新年に信念

あけましておめでとうございます。新しい一年が始まりました。
新しいことが始まるときは、無条件にワクワクしますね。 “新しいこと”と言えば、もうすぐ新園舎が完成となります。木をふんだんに使った広いスペース、子どもたちの歓声が聞こえてきそうな趣向を凝らした設備の数々・・・。しかし園舎ができあがるにつれ、本当に大切なのは、そこでどのような保育をするのか、子どもたちが幼稚園で何を体験しどのような成長をするのかというソフト部分であるという思いが強くなっています。そのために、私は何をすべきなのか。何ができるのか。情けないことにどんどん不安になっていく自分がいました。 
そんな私に神さまはヒントをくださいました。この休みの間手に取った本にこんなことが書いてあったのです。「人生の終わりに真価を問われるのは、自分のために使った時間より他の人のために使った時間がどれだけ多いかである。」なるほど・・・。“私”を軸にして考えると、“私”が楽なように、得なように物事を考え行動してしまう。他者の評価が気になったり、嫉妬や焦り、不安といった感情もつきまとう。“他者”へと軸を移そう。不安だなんだと弱音を吐く前に、まず他の人のために時間を使うこと。結果を案じる暇があったら、他の人のためになるかを考え、行動しよう。そんなふうに思わせてくれる言葉でした。
これから、ありがた迷惑のおせっかいが増えるかもしれません。でも迷惑なほど子どもたちのことを、保護者の方々のことを、地域の方々のことを考える幼稚園。目指していきたいと思っています。