2009-01-01から1年間の記事一覧

【12月の言葉】受けるよりも

子どもたちが毎週お捧げしている献金。「困っている人たちに使ってもらおうね。」と話しています。今年の送り先の一つは、フィリピンの子どもたち。争いや天災などで貧困を余儀なくされているそうです。現地の写真を大きく引き伸ばし、子どもたちに見せてみ…

【11月の言葉】100年ひとむかし

〜地球の人口は約60億人。一人について一秒だけ会ったとしても全員と会うには190年もかかる。〜ラジオからそんな歌が流れてきました。幼稚園に集う私たちが出会えていることは、決して偶然なのではなく、ある意味奇跡なのかもしれません。そして、百周年とい…

【10月の言葉】祈りとともに

ナーサリールーム(未就園児プログラム)に参加された方が「園児が本当にやさしいですね。」と言ってくださいました。自分が持っているおもちゃを「これで遊ぶ?」と手渡してくれた。順番が守れなくても「小さい子だからまだわからないんだよね。お先にどう…

創立百周年記念礼拝・祝賀会のご案内

100年前、米国人宣教師マリオン・メードレー女史によって創立されたわが若松聖愛幼稚園。それから二千名を超える園児たちが巣立っていきました。100年とひとくちに申し上げても、その間にはさまざまな困難があったことと想像いたします。それを乗り越え今日…

【8月の言葉】和気あいあい

今年は梅雨が長々と続く夏となりましたが、皆さんはどのような夏休みを過ごされましたか?久しぶりに会う子どもたちは、いろいろな経験をして、きっとまた一つ成長しているのでしょうね。私たちもなんだか、そわそわ楽しみな気持ちです。離れて暮らしている…

【7月の言葉】名前は祈り

名前はその人のためだけに 用意された祈り 若き日の父母が 子に込めた願い 幼きころ 毎日 毎日 数えきれないほどの 美しい祈りを授かった 祈りは身体の一部に変わり その人となった だから心を込めて呼びかけたい 美しい祈りを (毛里 武)研修へのご理解を…

【6月の言葉】自然の恵み

「先生!来て来て!赤くなってる!」子どもが一人、一大事件だとばかりに走りよってきました。行ってみるとそこにはイチゴが一粒赤く実っていました。何日も何日も「まだかなあ。」と待っていたイチゴです。「とっていいよ。」と言うとちょっとびっくりした…

【5月の言葉】となりのこいのぼり

幼稚園のこいのぼりは、運動会の万国旗のように横に連なっています。吹き流しや真鯉は大きくて地面に着いてしまいますが、手で触ったり、端を持って人力でそよがせたりできるので、かえって子どもたちには好評のようです。こいのぼりを見上げる子どもたちの…

【4月の言葉】さあ!船出だ!

聖愛幼稚園は2階に礼拝堂があります。天井を見上げると、屋根の形や梁のさまなどが船の底のように見えます。ときには穏やかな海を、ときには荒れ狂う嵐の海を目的地に向けて航海するための船、神さまの愛に守られたノアの箱舟、そんな想像が膨らみます。 今…

【3月の言葉】小さき者たちへの讃歌(続) そして…

前号につづいて、小さき者たちへの賛歌を歌いつづけたいと思います。 小さき者たちは優秀なアスリートたちです。ブランコがこげずにいた春、しかし、すぐにこげるようになりました。青空に向って振り幅が飛躍的に大きくなりました。鉄棒の逆上がりもしかりで…

【2月の言葉】小さき者たちへの讃歌

小さき者はほんとうに可愛い。これが、私の幼稚園での結論であり、感動です。それは理屈抜きの可愛さです。私にも孫がいますが、またそれとは違った感情です。みんなひとりひとり可愛さが違います。 小さき者たちはなかなか手強いです。私をじっと見ています…

【1月の言葉】五十年ぶりの年賀状

新年あけましておめでとうございます。 今年も正月は年賀状を楽しんでいました。楽しむとは、年賀状を介して、ひとりひとりと会話ができるような気がするからです。普段は逢えない人とのつながりを感じたり、顔を思い浮かべることが心を和ませてくれるのです…