【8月の言葉】和気あいあい

今年は梅雨が長々と続く夏となりましたが、皆さんはどのような夏休みを過ごされましたか?久しぶりに会う子どもたちは、いろいろな経験をして、きっとまた一つ成長しているのでしょうね。私たちもなんだか、そわそわ楽しみな気持ちです。離れて暮らしている祖父母の方々が久しぶりにお孫さんに会うときはこんな気持ちなのかしら、と想像しています。

夏休みの間、子どもたちがご家族の方々と元気で楽しく過ごせるよう、また2学期にいつもの笑顔に会えるようお祈りしていました。誰かのためにお祈りできる幸せを改めて感じる夏でした。祈りといえば、アメリカのブッシュ大統領イラク戦争に勝利できるように礼拝で神に祈ったそうです。イラクの人々もまた神に愛されている存在であるというのに…。私たちはともすると、神を自分の要望をかなえてくれる存在と誤解しがちです。ご病気でお休みのお友だちのため、貧しさに苦しんでいる他の国のお友だちのため、無心で祈る子どもたちに倣わなければと思います。

子どもたちがこの2学期も楽しく過ごし、豊かに成長してくれることを祈ります。以前話題になった「子は親の鏡」という詩のなかに“和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる”というくだりがあり、共感しています。ここはいいところだと、安心して過ごしてくれるよう、今学期もまた “和気あいあい”と過ごしていきたいと思っております。