【3月の言葉】卒園おめでとう!

 保育室の壁にはこれまでの楽しい思い出の写真がたくさん貼られ、これまで踊ったたくさんのダンスを毎日少しずつ踊ったり、はと組さんは小さなお友だちへ、小さなお友だちははと組さんへのプレゼントを作ったり贈る言葉を考えたりなど、この時期ならではの取り組みが様々続けられています。そんな保育の様子を目にすると、いよいよはと組さんの卒園が近づいているのだなあと感慨深い思いになります。大分緩んだ涙腺をさらにゆるくするのが、毎日子どもたちが歌っている歌の数々です。「ぼくたちのうた」「みんなともだち」「さよならぼくたちのようちえん」を聞くと、これまでの幼稚園での日々が走馬灯のように脳裏に思い起こされ、「おおきい木」をはと組さんたちだけで大きな声で堂々と歌うたくましい姿を見ると、泣いてばかりいたあの子がこんなになったのかとなんとも嬉しく頼もしい思いになります。そして子どもたちが歌う「はじめの一歩」の「しんじることをわすれちゃいけない。かならずあさはおとずれるから。ぼくらのゆめをなくしちゃいけない。きっといつかはかなうはずだよ」という歌詞を聞くたびに、卒園して行く子どもたちがどんな時でも決して絶望することなく前を向いて生きて行って欲しいと強く思います。

 卒園するはと組さんたちのこれからの日々がたくさんの喜びで満たされますように。聖愛幼稚園で過ごした日々が、時として出会う様々な困難や挫折をも乗り越えて生きる力となりますように。そしてまた、人の痛みや苦しみを共感することのできる感性と優しさ、心の深さを持つ人にますます成長して行くことができますように。子どもたちのこれからの人生に神様のお守りと祝福が豊かにありますようにお祈りしています。