【1月の言葉】与え、分かつ

初雪が早いと根雪は遅いとご近所の方がおっしゃっていました。二学期の間はなかなか雪は積もりませんでしたが、今部屋の窓からはバケツの雪をひっくりかえしたような?雪が降っています。走り回ってわざと転んで大笑い、大きな雪だるまに得意げな顔、不意に雪玉を投げつけてくるいたずらっぽい瞳…一人一人の子どもたちの様子が浮かびます。さあ、3学期がスタート!主役の子どもたちがいなくては始まりません。

それにしても、雪かき。物事には良い面とそうでない面が必ずあるとか。やる前は気が重くなっていました。が、先生たちと力を合わせて体を動かすのはちょっといい気持ち。雪初心者のI先生はほとんど雪かき初体験。こんなに達成感を得られる冬の仕事もありません。大変だと思うことも、みんなで分ければ楽しくさえなる。ということは、考え方次第で物事はみな良い面だけになるのかな。

ドイツの詩人の「喜びを人に分かつと2倍になり、苦しみは半分になる」という言葉が好きです。幼稚園とご家庭もそんな関係でいられたらと願います。喜びがあるときにはだれかと分かちたいと思い、苦しみがある人がいれば分けてもらいたいと思う、そんな幼稚園であり続けたい。そのためにも風通しをよくし、子どもたちの笑顔をたくさん発信して分かち合い、子どもたちと過ごせる喜びを2倍に感じていきたいと思っています。