【5月の言葉】桜さく

なかなか春を満喫できないお天気続きですが、それでもこの季節は心躍ります。待ち遠しかった桜もやっと咲き、薄いピンク色の花びらを大きく開いています。その下をお家の方と一緒に、幼稚園にやってくる子どもたち。絵になるなあ・・・、と思いながらお迎えしています。

朝一番の子どもの顔から、なんとなくその子の様子がわかるときがあります。「笑顔が素敵!何かいいことあったのね」「元気がないな。心配なことがあるのかな?」「顔色がわるいぞ、要注意。」などなど。お家の方から登園までの様子を伺うことができるので、保育する上でも大変助かっています。

ということは私たちお迎えする側も、いろいろなことが顔にでているのでしょうか。反省、反省。「待ってたよ!来てくれて嬉しいな。今日もたくさん遊ぼうね!」こんな気持ちが伝わるようにとびきりの笑顔でお迎えしたいと思っています。

幼稚園の門をくぐる我が子の後姿を、お家の方はどんな思いで見送っていらっしゃるのでしょう。毎日その後姿を見ていると、ある日ふと、我が子の成長をその後姿から感じることがあるようです。子どもたちは日々成長しているのですね。ゆっくりと、でも確実に。いつの間にか少しずつ膨らんでいく桜のつぼみのように。桜の花をみるのはもう ン十回目なのに毎回新たな気持ちになります。子どもたちを見習って、私たちも神さまからいただいたつぼみを膨らませていけるように一日一日を過ごしていきたいものです。