【7月の言葉】はじめのいっぽ

この原稿を書いている間中、隣の部屋でお預かり保育の子どもたちがお片づけをしながら、♪はじめのいっぽ♪を大合唱しています。とても楽しそうで、聞いている私は幸せな気持ちに満たされます。
お祈りすること。遊ぶこと。食べること。絵本に親しむこと・・・。この幼稚園で大切にしていることは沢山あります。歌うこともその一つ。歌には大きな力があります。一緒に同じ歌を歌うことで、心のつながりを感じあい、爽快感や開放感を味わうこともできます。そして、子どもたちの歌にはそれを聞く人を自然と笑顔にし元気にさせる不思議な力があります。

七月上旬に開催される「会津掃除の会」の閉会式でこの♪はじめのいっぽ♪を歌わせていただくことが恒例となってきました。300人近いお客さん(?)がいらっしゃいます。子どもたちにもただ歌わされたというのではなく、ちゃんとした思いをもって歌って欲しいと思い、いろいろと問いかけてみました。

その中でみんなで気付いたこと。聞いてくれた人を元気に楽しい気持ちにしたいのなら、自分たちがそのようでなければならないということ。歌うことが大好き!歌うことって楽しい!!という気持ちでいれば自然といつもの笑顔になります。元気でいい声がでます。今では自ら「お歌もっと練習したい!」「先生。おうちで練習するから、歌詞を紙に書いて!」と言ってくれる子どもたち。笑顔も輝いています。つくし組みやたんぽぽ組みの子どもたちも、自分が覚えた歌詞のところは張り切って歌い、わからないところは体をゆすってリズムをとるといった姿がみられ、本当に微笑ましいです。
どんなことにも楽しさをみつけることができれば、それは大きな力になると思います。“大変だ”“嫌だ”と思わずに楽しいと思える訓練・・・。      私も、しよう・・・。