根っこが一番大切!!

チャプレン 司祭 越山 哲也
「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。」(新約聖書 ヨハネによる福音書 第15章5節より)

 今年の夏も暑い夏でしたが、気づけば幼稚園のお庭に咲いていた大輪のひまわりも枯れて、シンボルツリーのいちょうの木の葉っぱも日ごとに落ちるペースが上がってきました。いちょうの葉っぱが全部落ちる頃におそらく雪が降ってくるでしょう。季節は夏から秋へ、そして冬へと移り変わっていきます。
私は園芸は素人なのですが、今年になって少しですけど花を植えることの楽しさを感じています。NHKの「趣味の園芸」という番組で「ポーチュラカ」という品種は、夏の暑さに強くて晩秋まで花が咲いて楽しめるという情報を得て、早速幼稚園の駐車場の立て看板の下に植えてみました。すると根っこが根付くとどんどん増えて今でもきれいに咲いています。その他にもいくつか見守ってきたものとして、幼稚園のエントランスの柵にそって植えられているドウダンツツジと園庭の山の芝の成長があります。
ドウダンツツジは園舎建築の際に移植しなければならなかったので、再び根を張るまでに水をたっぷりやらなければなりませんでした。なかなか根付かず、枯れてしまわないか心配でしたが何とか根を張ってくれたようです。
 園庭の築山も1学期は芝が根付くまでは子どもたちに遊ぶのを我慢してもらいましたが、
2学期に入って根付いたことを確認して今は子どもたちの大好きな遊び場になっています。
根っこって本当に大切なのだなと思いました。根っこがしっかりしていれば、いい枝葉もついてくるのでしょう。根っこがやはり一番大切なのですね!!